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2025年6月7日土曜日

学級経営って何

 僕が大学生の頃でも、学級経営について考える抗議がありました。当時も、いくつかの先端的な実践をしている私立小学校があり、それらについて勉強したことを覚えています。

ただ、実際に自分が立っている教室で起きていることは、システム的な問題などで片付けられるものばかりではないということことも事実だと思います。

6月は危険な時期だと思います。5月末から6月頭にかけて運動会があったり、土曜授業参観や遠足などの行事があることも多いです。それらが終わると、子ども達も、先生も、ひと段落付いた気分になるということもあります。また、大きな行事があると、そちらにばかり目が行き、身近な子どものことに目が届かないことがあります。最初は小さな問題だったものが、何週間か過ぎ、深刻な問題になっていることもあります。ちょうど、6月に入ると、それらの問題になっていることが、目につくようになったりします。子ども達も、大きな行事が終わり、緊張感が緩んでくる時期でもあるのです。

そうなってくると、学級経営の状況が問われるわけです。

学級経営というと、とても難しいことのように感じてしまいますが、実際には、基本的なルールができているのか、ということではないでしょうか。教室における一番の基本的なルールは、話を聞くことです。子ども達は、先生が話をしているのを聞く。聞いているときは、聞くことに集中する。先生も、話をしているときは、話すことに集中する。例えば、話をしているとき、どの位置で話をするのが効果的なのか。座って話すことと、立って話すことの意味の違いを考えているのか。立って話をするときと、歩きながら話すことの効果手の違いなど、いろいろ注意してほしいことがあります。話し方や内容、声の大きさの使い方、表情だってそうです。基本的には、いつもにこやかな笑顔で話すこと大切だと思います。だからこそ、笑顔じゃないときに、子ども達に何かを感じさせることができるのです。無表情で話をすることは、簡単ですが、笑顔をいつも作ることは難しいです。でも、それを通して、話を聞く姿勢を作っているのだと考えるほしいものです。

学級経営の様々な手法は理解しておく方がいいと思います。ですが、まず、基本的なルールとして、話を聞くこと、話をすることに、目を向けることが一番大切だと思います。それができていることが、学級経営の基本ですから。

2025年6月6日金曜日

採用試験を受けてくれない

 びっくりするようなニュースですよね。小学校の採用試験を受けてくれない。宮崎県の採用試験、小学校の教員採用試験の倍率0.9倍。必要な人材数だけを考えたら、全員合格ですからね。合格を出しても、そこからさらに辞退者が出るわけです。そうすると、この時点で、来年の法定数だけの人材確保ができないということになるわけです。いったい、何が起きているんでしょうか。

30年前は、合格者0でもいいと言っていたんです。今、何百人と採用している都市部でも、そのころは、ほぼ採用なしという言うことがあったのです。

ですから、今の職員室はベテランが極端に少なくなっています。

教員採用は、その時点、その時点で必要な人数を募集するというのが基本的な考え方になります。クラス数に応じた採用をするしかないのは当然です。ですから、退職者の数が多かったり、1クラスの定数が変わったりすると、採用数が突然増えてりします。それも仕方ないことだと思います。もちろん、それだけではないのでしょう。給与面でも、民間と比べて低くなれば、あえて選ぶわけはないのです。給与に関しては、国の方針として公務員給与引き下げが続きました。民間の給与が上がらないのに、公務員だけを上げるのはおかしいというのが基本的な論調だと思います。その影響は確実に、今の時代になって表れていると思います。

そして、SNSなどで、教員は割に合わないとか、どう大変なのかということが、伝えられたことも大きな影響を与えていると思います。ブラックもいいところだと書かれてしまっては、やろうという意欲もなくなってしまうかもしれません。まあ、教員免許を取るためには、実習をしているわけですので、全く自分の目で見ていないということではないと思います。僕は、必ず定時で実習生を返していましたが、学校によっては、かなり遅い時間までいさせているという話を聞いています。その辺も課題なんでしょうね。

僕は、長年教員をやっていましたが、とても素敵な仕事だと思っています。けっして、報道されたり、伝えられているようなことばかりではないということも強調したいです。

素敵な仕事ですから、少なくとも教員養成系の大学出た人は採用試験を受けてほしいなと思います。

2025年6月4日水曜日

集金はしていません

 1年間の中で、何件かお金にまつわる話が出てきます。PTA回避を着服したとか、学年費を私的に使ってしまったとか。基本的に今時ですから、現金を扱うことはほとんどないと思います。教材等を購入するための学年費は銀行振り込みですし、修学旅行や宿泊体験学習などの代金は旅行会社に直接支払うようになっています。運動会などの行事で写真を写真屋さんがとった場合も、web上で直接販売するようになっています。ですから、学年費やPTA会費を横領するためには、銀行から降ろしてという作業が入ってきます。そうなると、実際には、できない話だと思います。まあ、直接お金を扱うことはほとんどないので、通帳を管理している副校長なり、校長が行わない限り、難しい話だと思います。

この現金を扱わない仕組みが広がってきて、お金に関しては、とても楽になっていると思います。ただ、現金で買えば安く買えるのにということもあります。今は、百均ショップが多く存在しています。そこで購入してしまえば安いのにということもあります。ただ、そうすると、それを買いに行く手間がかかります。学校の周辺にあればよいですが、学校は基本的に住宅地の中にあることが多いですので、近くにあることは少ないと思います。以前、市販の価格よりかなり高い価格で調味料を購入しているということが話題になっていました。これは、学校に文房具などを販売している会社に、調味料等を頼んだからです。学校には現金が基本的にありませんから、いずれかの会社から購入しなければなりません。それぞれ専門としている商品であれば、卸問屋などから比較的安い金額で購入することができますが、普段扱っていない商品はその会社の人が、スーパーマーケットなどで購入し、学校に転売する形をとるわけです。ですから、スーパーマーケットで購入した商品に利益を上乗せして、学校に販売するため、高い値段の調味料などが存在することになるわけです。学校には現金がないので、職員が購入しに行くことはできません。ですから、起きている問題なのです。

昔は、給食費、学年費、遠足などの旅行代金、PTA会費など、いろいろなところで現金を扱っていました。お金が合わなくて困ったこともあります。そういう煩雑さから解放され、よりクリアにするようになったのは、良いことだと思います。

2025年6月3日火曜日

先生の服装

 男性と女性では、事情も違います。年代によっても違いはあると思います。

学校自体に、服装の規定などありません。ピアスをしていようが、髪の毛の色を何色にしていようが、それを注意することは基本的にはないと思います。行政からの指導で、見たことがあるのは、ジーンズはOK。だーめじのあるものはダメ。これは、文書で来たので、守らなければいけないということだと解釈していました。それ以外に、文書で服装などについて書かれたものは見たことがありません。実際、学校の先生はかなり服装に関しては、自由だと思います。髪型や髪の色などで、何かを言われることはないと思います。ただ、世代によって考え方や感じ方が違うので、女性の管理職が若い子に何かを言うことがあったということは聞いたことがあります。ネールについても、女性校長でネールをしている人もいるので、あまり最近は話題になることはないと思います。高学年になると、ネールをしたいとか、簡単なマニキュアをしてきて、先生に落とせお言われた時、〇〇先生のネールはどうなんだといわれた言う話が出たことはあります。

学校によって、様子が違うのは、ジャージでしょう。学校に付くとロッカールームで、すぐにジャージに着替える人が多い学校と、ジャージは体育の時以外、着ないという学校があるような気がします。確かに、ジャージに着替えてしまえば、どんな状況にも対応しやすいということがあります。嘔吐する子もいますし(嘔吐の処理は次亜塩素系の薬品を使うので、洋服にとぶちょ漂白されちゃいます)、外で土いじりをした手で触っていくる子がいてもおかしくないですから。まあ、考え方なんですが、子どもに、体育の時とそれ以外の時の服装は違うといっている手前、僕自身は、ジャージを体育の授業以外で来ていることは少なかった気がします。

基本的には、保護者が見て、不快に思わない服装であればよいのだとは思います。まあ、よほどの格好でない限り、保護者から何かを言われることはありません。どちらかというと、同僚や管理職のこだわりの方が強く影響しているのだと思います。子どもは、先生の格好などあまり関心はないでしょうが、それでも、きれいであったり、可愛いと思う服装が好きなような気がします。

たまに、スーツを着ていると、「今日は何があるの」といってくる子もいます。普段との違いは感じるんですね。


2025年6月2日月曜日

電話に出るのは誰

 学校にかかってくる電話って、かなりな本数になると思います。最近では、朝の出家席に関する連絡がネット上で行われるようになり、頻繁にかかて来ていた以前のような状況は無くなっているだけでも進歩だと思いますが…。

最近は、職員室で先生たちの事務的サポートをしてくれる会計年度職員がいます。導入された理由の一つが電話対応です。それまで頻繁にかかってきている電話を主にとっていたのは副校長です。確かに、何か仕事をしているときに電話がかかってくると中断されることもしばしばです。その上、校長の中には、3コール以内に電話に出ろという人もいます。また、校長や副校長の中には、若手の先生の仕事だと言っている人もいます。ですから、早く電話に出るように言われた若手が電話に出るという学校もありました。そういう問題を解決するためにも、職員室の事務サポートをしてくれる職員を雇用し始めたわけです。

事務的な面でも、電話対応という面でも、事務的なサポートをしてくれる人がいるだけでかなり改善されてきたと思います。

電話に関しては、面白いことに校長が電話をとることがないという現象があります。僕自身は、電話に出ることがそれほど嫌ではなかったので、校長の時も、電話に出ることをいとわなかったのですが、知り合いの後方からかかってきたときなど、驚かれることもしばしばでした。

電話に出た時、自分の名前や役職を言うのかも、話題になることがありました。これも、流行があるようで、電話をとった時に、名前を言う傾向がみられる時期もありました。ただ、名前を言ってしまうと、対応を考えなければいけないときなど、うまくいかないことがあるので、僕は、電話をとった時、名前を言わないようにしていました。

話がそれてしまいましたが、電話をとってくれる事務的なサポートの人の就業時間は短いことが多く、就業時間の終わりまでいることはありません。そうなると電話に出るのは誰なのかということが問題になるわけです。まあ、電話のそばにいる人がとればいいのではないかと単純に思うのですが…。意外と学校って、そうはいかない面もあるようです。


2025年6月1日日曜日

いろいろ言われるけれど、学校にできることって何

 教育に関するニュースって意外と少ないような気がします。ニュースに流れるのは、事故が起きた時だけ。言えば、学校って安全で当たり前、学校が楽しくて当たり前、学習したことがすべての子どもに身につくのが当たり前、って前提があるような気がします。

もちろん、そうなるように、職員はみんな頑張っているのです。そして、ユートピアみたいな学校を作ろうと、努力しているわけです。

でも、残念ながら日々の学校での様子はだいぶ違うような気がします。教室の中を見ていると、集中できないでもじもじしている子もいます。興味なさそうに、ボーとしている子もいます。しゃべりをしている子がいたり、等々。そこには、机上で考え、理想的な姿に近づけようと政策を考えている部門と大きな乖離ができてしまっているように思うのです。日々起きている小さな出来事を処理するのに先生達は躍起になっているといってもよいかもしれません。もちろん、授業がうまく、子ども達をうまく学習させている先生も多くいます。いつも、子ども達を楽しく学習させることができ、いつでも、子ども達が一生懸命に考える授業も見ることはあります。腕がある先生はいるのです。でも、全ての先生がそうできているのかというと、そうではないというのが現実でしょう。

6月に入りました。新しいクラスになって2か月が過ぎました。クラス間の差が出ているころだと思います。落ち着いて学習に取り組んでいるクラスも多いと思うのですが、7月まで持つだろうかと心配なクラスも出てきます。そういうクラスの立て直しは、とても難しいです。特に、低学年は、一度崩れてしまうと、それを立て直すのに苦労します。高学年になると、子ども達があきらめてしまっていると難しいですが、それでも、話し合いをすることで改善できることもあります。圧力をかけることで、制圧することもできるでしょうが、それでは、根本的中全にはつながりません。どこかで、破綻することが多い気がします。

学校はユートピアではありません。机上で考えている理想的な姿になることはないような気がします。もちろん、そこに近づく努力は必要です。しかし、机上のプランに書き込まれない、様々な問題があることももう少し考えてもらえればいいなと思います。

2025年5月30日金曜日

運動会を始める前に

 運動会が迫ってくると、一番気になるのが天気です。晴れ過ぎれば、熱中症が心配ですし、雨が降りそうならば、実施するか、延期するかを決めなければなりません。

天気予報を毎日に見て、その変化に一喜一憂するわけです。基本的には、3日前の天気予報が決め手になります。延期するならば、早い段階で決めた方が、保護者や職員のことを考えても、良いわけです。

僕は、幸いなことに、校長をしているときに悩むような天候になったことはありませんでした。職員には、雨が降ったことないからと言っていました。実際、雨が降るような天気には巡り合うことはありませんでした。

最終的に、校長が決断するしかないので、様々なパターンを想定して考えなければなりません。当日が雨でなくても、前日が雨、当日は晴れとなると、段取りをしっかり決めておき、どれだけの時間があれば実施できるのかを考えていきます。校庭が一面池のようになってしまい、バキュームで水を吸い上げたこともあります。スポンジの大きなもので、水を吸い取るという作業をしたこともあります。いずれにしても、それにどれだけ時間がかかるのかを考えていかなければなりません。開始時間を遅らせるだけでなく、職員の出勤時間をどうするかも考える必要があります。昔は、体育の担当者が5時ごろから作業をしているなどというのがあたりまえのようにおこなわれていました。

とても頑張っていてよいように聞こえますが、これは、これで問題があるのです。普段より、1時間早く出勤時間を設定しても、みんなが来た頃には、作業はほとんどないなど、いったい早い時間に出勤の設定をした意味がないようなことも。

ですので、作業の開始時刻を設定することと、作業を勝手に始めないことを取り決めておかなければならないのです。校長の仕事は、やはり、何かを決めると同時に、職員全員が働いている実感を持つことができるようにすることだと思います。

運動会は、保護者も経験したことがある内容です。目新しいことをやることはほとんどありません。変化はしてきているのですが、本質的にはあまり変わっているとは言えません。学校が所有しているテントなど、運動会以外で使うことはないのです。最近では、その点とも使わないという学校も出てきました。昔のように来賓席を作ったり、敬老席をつくことが無くなってきているからでしょう。

本当は、運動会自体を見直していく必要があると思います。特に、学校規模が大きくなればなるほど、課題が多くあると思います。

2025年5月26日月曜日

子どもの見え方

 あんまりいいタイトルではないのですが、先生の状態によって、子どもの見え方が変わってくることがあります。普段の子どもの姿がどう見えているかで、先生と子どもの関係がわかると思います。

学校の外で、例えば、スーパーマーケットの中で、小学校1年生や2年生の子どもを見ると、家族と手をつなぎ、甘えるようなしぐさを見せていることが多いと思います。これは、低学年だけではなく、中学年くらいでも、同じような傾向があるでしょう。ところが、教室にいる子どもが、少しでも、大人びて感じるときは、危険だと思っています。子どもの側が先生を大人扱いしていないということもありますが、先生も、必要以上に子どもを子ども扱いできていない場合に起きる現象ではないかと考えています。

本来の姿以上に大人的な部分を感じるとき、先生と子どもの距離感や関係性にゆがみが生じているのではないでしょうか。当然、そういう関係性ができてしまったときには、子ども達の先生に対する接し方も雑になっていきます。そして、先生が先生という役割を演じきれなくなっている場合に起きる現象だと言えます。

低学年の担任をしていると、比較的楽なのは、先生という役柄を演じ切りやすい、先生であることを子供に示しながら、何かを進めることができやすいことにあるのではないでしょうか。これが、5年生や6年生になると、ちょっと演じ切ることが難しいという気がします。どうしても、本音の部分が出てしまうことがあります。また、子ども達の理屈に負けてしまうことがあったりしますから。もちろん、子ども達に論破されることは悪いことではありません。ですから、論じ合えることは、良いことだと思いますが、それも子どもとの人間関係がしっかりできていることが大切になると思います。

特に、4年生くらいの子どもが、本来よりも大人に見えることがあったなら、それは、要注意信号です。しっかり、今の子どもとの関係を見直していかなければならないと思います。

2025年5月25日日曜日

持ち物の話

 低学年の子ども達は、基本的には、保護者の管理下にあるので、持ってきてよいといわれたものを持ってくる傾向が強いと思います。筆箱から始まって、鉛筆やクーピーなど、学校で担任の先生が言ったものを持ってきます。これが、中学年くらいから変化してきます。学校生活に少しでも潤いを持たせたいのでしょう。まず問題になるのが、シャープペンシル。シャーペンは、種類も多いですし、様々な機能がついているものが多くあります。デザインも好みに合わせたものを選ぶことができます。それに単純に鉛筆よりも便利で格好が良いと感じると思います。大人になって鉛筆を使う人の割合はかなり減ると思います。なぜなら、鉛筆よりもシャーペンの方が便利だからです。鉛筆は使ったら削らなければなりません。毎日家に帰ったら、鉛筆を削るという作業が必要になります。小学生のうちは、筆圧が安定しないことや芯が折れて、教室内に落ちてしまうことなどが、主な理由になって、小学校ではシャーペンは禁止という傾向が強いと思います。昔は、担任によって見解が違ったり、注意する頻度に違いがあり、そのことも問題になっていました。そこで、学校に持ってきてよいものは、統一しましょうということになり、「スタンダード」という文章が出されるようになりました。担任用は、かなり事細かに書かれたものが存在します。その中に書かれていることは、全クラスが共通して守ることになっています。ですから、掃除の仕方や給食当番のやり方、筆箱の中身についても、かなり徹底しているのが、現在の姿です。たしかに、この形をとると、子ども達の担任に対しての批判は少なくなります。また、担任も、自分が決めたことではないので、強く指導することに躊躇が無くなります。

ただ、このスタンダードに書かれていることが、本当に意味があるのかは分かりません。例えば、体育で使用する赤白帽や体育着。体育着の下に来ている下着の問題。体育着の下に下着を着ないようにというのも数年前まではありました。今どきの子供の成長を考えると、この様な指示は適切なのか疑問です。また、赤白帽だって意味があるのか分かりません。かぶっているだけで直射日光に当たらないといわれても、あまりその効果は感じません。

持ち物については、「お守り」なども話題になります。ランドセルにつけているキーホルダーやマスココットなどと同列で考えてよいのかなど。まあ、持ち物について考えていっても、きりがないほどです。考え方として、学校としては、学習に必要なもの以外持ってくるなといいたのです。ただ、必ずしも学校が一方的に決めるのではなく、家庭で話し合ってもよいものもあると考えるのですが、どうでしょう。

2025年5月24日土曜日

運動会は午前中で終わります

 コロナ禍で一番変わったのは、運動会かもしれません。コロナ禍で、半日だけ運動会を実施することが一般的になってきました。

運動会を実施した後、アンケートをとってみましたが、コロナが終息した後のアンケートでも、運動会は犯人でよいが9割以上を占めていました。半日を一番支持してくれたのは、お母さんたちです。よくよく考えればわかることでしたが、お弁当がネックになっていたのです。前日から家族の人数分のお弁当を用意しなければなりません。だいたい、やるかやらないかもすべてお天気次第の運動会。それに向けての準備は、基本やるでなければならないわけです。当日の朝も早い時間から準備をして、子ども達を運動会に送り出した後も、さらに準備を続ける。そういうことがされているんだということをもっと早く気付くべきだったのだと思います。

運動会のように全校でのイベントの際には、徒歩で来てくださいというのも、お弁当の準備をして、大量のお弁当を持ってくる人たちにとっては、かなりの負担だと思います。僕は、どこの学校に行っても、自転車の利用はよいことにしていました。自転車の100台や200台を止めておくことは、学校の広さを考えれば、可能だからです。実際、どこの学校でも(ただし、僕が言っていた学校は500人以下の比較的小さい学校が多かったのですが)、自転車を置く場所を工夫すれば、問題なく自転車の利用ができていました。

先生たちにとって、午前中開催は楽になったのではないかということが言われますが、実際、先生達には、それほどの差はないのだと思います。子ども達は、だいぶ楽になっていると思います。遠足や宿泊学習、そして、運動会は、どうしても、天候との関係が強いものです。晴れれば、かなりの気温になります。曇っていれば、寒いくらいの日も多くなります。

特に、最近では、熱中症の問題があり、その暑さが、耐え難いものになります。そう考えると、14時まで実施していた運動会が12時に終わるというのは適切なのではないかと思います。

それ以前に、本当に運動会が必要なのかということです。教育課程という言葉が、常に出てくるわけですが、教育課程との関係を考えた時、運動会を底に当てはめるのは難しいはずです。そう考えると、運動会を実施するのかどうかを再度検討してもよい気がします。家庭も巻き込んだ形で、実施してしまっている現状からすると、やめることも難しいとは思いますが。

2025年5月22日木曜日

PTAは、必要なのか

 最近、全国 最近、全国PTA連合から脱退する各県のPTAの話が話題になっています。そして、PTAが必要なのかという議論も盛んにされています。確かに、PTAの基本的な考え方は、専業主婦という家庭の形が基本になっているような気がします。PTAの委員や役員は、ものすごい時間をかけて行うボランティアだと思います。毎日のように学校に顔を出してくれているPTAの役員さんを知っています。もちろん、この時代ですから、企業の正社員で、なおかつPTAの会長という女性も知っています。ですから、専業主婦でなければできないということはないのですが、前提条件として、専業主婦がボランティアで行う仕事になっている気がします。前にも書きましたが、つい最近まで学校の対応もお母さんが専業主婦であることを前提としているところがあると思います。

都市部において、PTA組織の必要性はかなり低くなっていると思います。特に、政令指定都市のように人口密集地域においては、最低限の教育予算が確保され、学校運営がされています。実態は分かっていませんが、これは、地方でも同じようになされていることではないと聞いたことがあります。もちろん、政令指定都市といっても東京のように潤沢ではありませんが、それでも、学校運営上、職員に努力させることでカバーするということはないと思います。

一方教育予算も最低限にしか配当されていない地域も多くあると思います。これは、税収が少ないからで、仕方がないことだと思います。そういう地域では、PTAは、ある意味集金をしてくれる組織体になっているのではないかと思ってしまいます。薄く広くお金を集めることができる強みがPTAの組織にはあります。

今回の全国組織を抜けるのは、お金の問題だけではないでしょうが、必要以上にお金を組織が集める形になっていると考えられたのが大きいと思います。全国組織を維持するためには、かなりの労力と予算が必要ですから。

ただ、学校としては、保護者の代表が存在し、その人たちと話して、合意できることに安心感があります。もちろん、そこで決めたことが絶対というのではありません。しかし、意見をすり合わせる場があることは、一定の安心につながります。もちろん、ネットの時代ですから、いろいろな投げかけ方ができるようになっていますし、意見を聞くこともできるようになっています。それらをこれからは、上手に使い、既存の形にとらわれないことが大切になるのだと思います。また、教育予算が不足するような事態にならないように、潤沢なとまでは言いませんが、全国どこの学校でも、お金に困るようなことがないようにすることが、必要だと思います。

2025年5月21日水曜日

熱中症は、こわい

 熱中症が怖いなど、当たり前なのですが、熱中症に関していうと、子ども達や先生が熱中症になるのが怖いというだけではないと思います。

10年前には、ここまで熱中症が話題になったという記憶はありません。熱中症が話題になって、そこから波及する問題が出てきました。一つは水筒です。これは、一番早く話題になりました。10年以上前から、水筒がらみの問題が出てきたのは、以前書きました。次に出てきたのが、日焼け止めです。連絡帳に、うちの子は肌が弱いので、日焼け止めが必要です。持たせてよいかという内容のものが届くようになりました。日焼け止めを自分で塗ることができる学年になっていれば問題がないのですが、低学年では、なかなかそれが難しいです。それでも、持たせたいと言われれば、それ以上何か言うことは難しいです。ただ、ここで問題が残ったのが、水泳学習です。プールの水質が日焼け止めを塗ったまま入ると悪くなるのではないかという意見です。プールについては、また、細かく書きたいと思いますが、とても水質が良い状態なのです。それを維持したいという考えもわかりますが、個々の子どもの親となると、視点は当然変わってきます。水泳中の熱中症対策は、ラッシュガードを着ましょうという形で決着がついています。なので、日焼け止めはプールに入る前のシャワーで落としても大丈夫ということになっています。次に出てきたのは日傘です。これは、コロナ禍のころに出てきました。日傘については、推奨した学校が多いと思います。

そして、何より休み時間です。「今日は、天気が良いので、外では遊べません。」という内容の放送を全校に流した時に違和感はいまだに忘れられません。確かに、10年近く前に、熱中症計を学校で購入し、日々測るようになり、危険とか、要注意などの判断をするようになりました。ここ数年は、水泳の学習ができない日も多くなってきています。

学校が判断しなくてはいけないことが、とても多くなっています。熱中症を取り上げても、これだけのことを判断しなければいけません。もちろん、最終判断は責任者の校長が負うべきものですから、校長が決めればよいので。子どもの気持ちを感が足り、先生たちの想いを考えたり、客観的な数字を見たり、考えていると本当に難しいと思います。

保護者も多くの情報を持っています。学校の判断に対して、必ずしも好意的な意見だけではないのも事実です。しかし、学校は、最終的に、子ども達が元気に家庭に戻っていくことを一番大切にしています。

でも、判断することって難しいです。

2025年5月20日火曜日

初任の先生

 初任というのは、学校で正規に職員として採用された経験がないという意味です。ですから、臨時的任用職員(臨任)を何年やっていても正規の職員になった時点が初任ということになります。正規の職員になっていて、何らかの都合でやめてしまった場合は、同じ初任でも扱われ方が変わります。

まあ、いろいろな初任が今の時代ですからいます。一番シンプルなのは大学を卒業し、先生になる場合です。大学時代に教員免許を取得し、企業などに就職することなく、先生になった人が昔は大半でした。僕自身、そのパターンです。最近では、企業でお仕事をしたり、公務員から転職したりする人も増えています。教員免許自体がとりやすくなっているということもあります。以前は(僕が大学生だったころはですが)、都心部でも小学校の教員免許が取れる大学は10校前後だったと思います。今では、その数倍の大学で小学校の教員免許が取れます。また、通信大学で免許を取得する人も、転職組には多くいると思います。

いずれにしても、初めて仕事として先生をやる場合には、初任として扱われます。初任者向けの研修を受けなければなりません。これは、文科省が決めたことですので、「法廷研修」と呼ばれています。かなりの回数の研修が義務付けられています。そして、1週間に1日、初任の先生の指導をする初任研担当の人が来ます。初任に自分で授業して見せたり、初任の先生の授業を見て、指導をするわけです。初任研担当の人は、校長、副校長、教務主任をやっていた先生が務めます。

一見すると至れり尽くせりのような気がしますが、実際は、初日から先生をやらなければならないので、大変だと思います。今先生をやっている人たちだって、そうやって、先生業を始めたわけですから、それだけバックアップされれば十分だろうという意見もあるかもしれません。しかし、今は、そんなに甘くないような気がします。lineで保護者の間を行きかっている情報量はかなりなものだと思います。1年生になってできたlineだけでなく、幼稚園や保育園時代のlineも生きているわけです。クラスを横断するだけでなく、学校も横断して情報が流れます。特に、初任であることはすぐにわかるわけですから、その指導について疑問符をつけてみる傾向は強いと思います。ですので、初任の先生にできるならば、担任を持たせずに教科担任をさせて、子どもの様子を見るようにさせてあげることができれば一番良い育成法だと思います。こんなことは、すべての校長も理解していると思います。実際、そうできた年は、担任ではなく、ベテランの先生のクラスの副担任として、授業だけでなく、懇談会や個人面談にも入るようにしていました。

ただ、今の人事配置の状況では、それも難しいと思います。どうしても、初任の先生に担任を持ってもらわないといけない状況があります。法令の改正がないとできないことは、どうしようもないことです。ですので、言っても仕方ないのですが、でも、今後のことを考えれば、少しでも早く、対応できるようにすべきだと思います。毎年、数多くの初任を迎えなければならない学校現場を考えれば、当然ですが、ゆとりをもってスタートさせてあげることができることも、とても大切だと思います。

2025年5月19日月曜日

アレルギーのこと

食物アレルギーについては、とても慎重になっています。入学前から、アレルギーについての相談を受け付け、学校で給食時にどのようなことに気を付ければよいのかを面談を通して、まとめていきます。

食物アレルギーと診断される子どもが、確実に増えてきているように思います。生活管理表という書類をお医者様に書いていただき、それをもとに、保護者と面談をします。アレルギー対象の食べ物を食べると、どのような反応が出るのか、アナフェラキシーショック状態を起こしたことがあるのか、どの系統のものを食べるとアレルギー反応を示すのかなどなど。バラ科のように、かなり多くの食品に反応する場合もあります。また、魚卵のように、食品に交じりやすいものもあります。それらについても、面談の際に細かく話を聞いていきます。

アレルギーについては実際に死亡事故が起きていますから、慎重に話を聞くことになります。学校では、アレルギー除去食というものを提供することができる場合があります。典型的ななのは、卵です。卵の場合、調理過程の最後に入れるものが多いので、卵にアレルギー反応がある子どもには、卵を入れる前のものを別に分け、アレルギー除去食として提供しています。

また、エピペンを持っている子供のロッカーが一目でわかるように児童用のロッカーに赤い枠を作ったりもしています。もちろん、担任には、エピペンの研修を行い、いざというとき、躊躇わずにエピペンを打つことができるように指導しています。

それにしても、体質的にアレルギーを起こす子どもがとても増えてきたという気がします。バラ科の食べ物がダメな子もいます。バラ科はイチゴやサクランボ、スイカなど、比較的子ども達が好きな果物が多いので、大変だなと思います。まあ、学校給食で出てくるものは少ないですが。また、ナッツ類やソバなどのアレルギー反応が激しく出てくるものは、学校給食では使わなくなりました。魚卵なども学校給食に出てくることはありません。比較的多いのは、小麦、卵、乳製品だと思います。特に、小麦については、除去することが難しい場合が多いです。パスタやパンなどのように主食系が多いですから。その場合は、代替食を家庭から持参してもらっています。

アレルギーも多様化しています。早く対応する医療が進むといいのですが。

2025年5月18日日曜日

給食の話

 給食の話は、あんまり書きたくないのですが、まあ、学校生活の中で大切なことではあるので、ちょっと書いてみます。

なぜ、書きたくないのかというと、単純に好きじゃないからです。よくテレビのインタビューなどで、子どもが「給食はおいしいです。」とか、「給食が大好きです。」とか、いう場面が出てきますが、言えば、選択肢のない食事ですから、おいしいと思うのだと思います。だいたい、どんな食事の時にも牛乳が出てくるのが不自然です。コロナ禍の際、はっきりしたのは、日本で牛乳の3割を消費しているのが学校給食だということです。学校給食に牛乳を出さなければ、日本の牛乳の3割は消費されないわけです。

学校給食は、週4回はご飯が出てきます。以前は、パンが多かったのですが、コメの消費量が減り、コメ余りの減少が起き始めた時、政府がとった政策の一つが米飯給食の普及なんですね。最近でh、コメ不足といっていますが、そうであるならば、米飯給食の見直しをするだけでも、かなりのコメが一般の流通に回るはずです。

そう考えると、生産から消費するに至るまで、一番政府がコントロールしやすい仕組みが学校給食だということがわかります。確かに、栄養価などは厳密に計算されているのだと思います。学校給食に一番ではないかもしれませんが、よく出てくる食材は2つです。一つは大豆。こちらは、大豆そのものではなくても、大豆パウダーという形をとっても出てきます。理由の一つは、繊維質が豊富だということです。もう一つは、ごまです。これは、とてもよく出てくる食材です。こんなものにゴマを入れなくてもいいんじゃないかという思う場面もしばしばあります。ゴマは、種子類です。種子類で食べれるものってそうは思いつきません。だから、値段も安く利用しやすいゴマがものすごい頻度で使われているのだと思います。

書くと、批判的なことばかりになってしまうのですが…。

給食も、今は多くの学校が、民間企業に業務委託しています。市直営の給食というが少なくなり、だいぶわかりやすくはなっています。15年位前までは、学校で給食費を集め、発注をし、支払いまでしていました。

そう考えると、給食に関する事務処理自体は、だいぶ軽減されてきていると思います。

給食自体のことは、また、別の機会に書きたいと思います。


2025年5月17日土曜日

水筒の話

 子ども達が学校に水筒を持ってくるようになったのは、8年位前からかな。熱中症が話題になり始めたころでしょう。水筒を持たせる持たせないの話は、10年以上前から出ていました。8年くらいまでも、かなり職員室では反対意見がありました。反対意見としては、学校の水道水を飲めばよいという意見です。水道水には何も問題はないし、それまでも、水道水を飲んでいたのだから、なぜ水筒を持たせるのか、という意見です。二つ目は、不衛生だという意見です。水筒をきちんと洗浄していなければ、不衛生なものを子供が使う危険性がある。

まあ、それでも、子どもが学校の水道水を飲むのを嫌がっているという保護者からの意見もありましたし、実際、生ぬるい水道水を飲むことに抵抗感を示している子供もいました。多くの学校は、水筒に関しては持たせる期間を設定し(大体5月から10月くらいまで)、水筒に入れることが可能なのは、水かお茶という風にしていました。なぜ、水とお茶なのかは分かりませんが、学校は、水とお茶が好きなようです。従来の遠足の時にも、なぜか水とお茶は、良いということになっていました。ただ、熱中症対策で始めたことですから、スポーツドリンクは、良しとしなければおかしいので、僕がいた学校では、スポーツドリンクもよいとしました。

コロナ禍もあり、水筒に関しては、1年じゅう持ってくるのが自然なことになっています。今の子ども達の大半は、水筒を持ち歩いています。

僕自身は、水道水を飲むことはもうかなり前からほとんどないです。多くの大人たちもそうだと思います。その流れを考えれば、水筒を持ってくることは別に不思議なことではありませんし、保護者がそれを要求してもおかしくはなかったはずなのです。

ここに、学校の持っている体質が表れているような気がします。「今まで」というワードが基本になる体質です。今まで通りにやっていればよい。変化は必要がない。という考え方や姿勢は、今の時代にはあまり良い考え方ではないと思います。少しでも、その時点で根拠を示せることをやるべきだと思います。水筒の中身だって、何でもよいと思うのです。親子で話し合ったり、実際に試してくことで、より最適な答えを出すことも大事だと思います。必ずしも、学校の意見や考えを押し付けることが良いことだとは言えないのではないでしょうか。

クラブ活動

 特別クラブについては書きましたが、それとは別にクラブ活動というのがどこの学校にもあるような気がします。このクラブ活動ですが、実は、指導要領には書かれていないものだと思います。前々回の指導要領書き換えで、クラブ活動の時間は無くなったのです。文科省のやることとしては、珍しく「削除」されたと思ったのですが…。

現場はクラブ活動をなくすことはありませんでした。委員会活動とクラブ活動、いぞれも、現行の指導要領には、その規定が書かれていないと思いますが、それでも、学校は時間割の中にクラブ活動と委員会活動を入れています。確かに、教育委員会の調査などで、クラブ活動と委員会活動の時間をどれだけとっているかという調査項目があったりしますので、必ずしも、学校独自で、独断的に実施しているわけではないと言えます。確かに、委員会活動は月1回、クラブ活動は月2回程度ですので、全体の時間としては、あまり多い時間を割いているわけではないというのが、各学校の判断なのだと思います。子どもが自主性を発揮する場として、大切にしているというのが、存続させている理由なのかもしれません。学校の中で、何かを選択して、子ども達が活動できる数少ない場だというのもわかります。ですが、その姿勢自体に問題点が含まれているような気がします。

学校の基本姿勢は「子供たちのためになることなら」労力を惜しまない、です。

ですから、クラブ活動や委員会活動を継続しているのです。クラブ活動を実施しなくても、特別クラブに関して書いたように、少なくとも、都市部では学校でやっていること以上の敬家のをさせる場が用意されていると思います。また、小学校の先生は、それほど、多様な技能や知識を持っている人ばかりではありませんから、専門的に教えることは難しいものも多いと思います。今は、地域の人たちにボランティアをお願いすることもあります。スポーツに関する経験などを生かしてもらったり、陶芸や絵画など、趣味を生かしてもらっている場面も多くなっています。

ですが、実際は、実施時間も短く、満足のいくようなことができているか疑問です。

2025年5月16日金曜日

読書感想文って必要なのかな?

 これまで、夏休みの宿題、課題の代表格として存在したのが読書感想文です。本を読むことすらしない子どもがいる中で、この読書感想文は、家庭にとっても、大きな負担であり、夏休み最大の悩みの種になっていたと思います。昨年、この様相が変わりました。読書感想文は、子ども達が書き、それを担任が読み、良い読書感想文を選び、学年選考をし、学校の代表として、区単位で集められたものを審査し、それが、市単位になり、県単位になり、最終的に全国単位になるというものです。要するに、最終的に全国単位で集めるから、末端の学校で書かせてねというものなのだと思います。全国学校図書館協議会という組織が、おそらく仕切っているのだと思います。

それが、昨年、校内での審査をしなくてもよいという話になりました。個々に作品を図書館協議会に送り、そこで、直接審査をするという話になっていたと思います。

学校が主体的に取り扱ってきたのかというと、必ずしもそうだとは言えないと思います。長年、読書感想文を出すという慣例的な側面が強かったのではないでしょうか。読書感想文ですから、取り上げる教科は国語です。しかし、国語の教科書に読書感想文を取り上げているのは、ごくわずかのページだったと思います。読書感想文を取り仕切っているのは、学校図書館関係の団体ですから、必ずしも、読書感想文を国語で取り上げ、その書き方を指導している時間はほとんどないと思います。

それに、よくわからないのは、課題図書です。課題図書は、その年の児童書の数少ないベストセラーになります。ですから、同じ出版社が続けて何年も選ばれることはないという話も昔読んだ気がします。この辺は、自分で調べたわけではないので、正しいかどうかは分かりませんが。

そして、課題図書で選ばれた本がその年以降良い児童文学として残っているという印象がありません。

読書感想文は、自分の考えや生活を振り返り、そのことと、本に書かれている内容を重ね合わせたり、比較したりすることができなければなりません。しかし、小学生の多くにとって、その作業はとても難しいのだと思います。児童文学を楽しむという経験はとても大切なものだと思います。もちろん、読書はすべきだと思っています。ですが、そのことと、読書感想文を書かなければならないことがどう考えても一致しないのです。

2025年5月15日木曜日

特別クラブ活動

小学校の場合、クラブ活動というと、2種類の活動があります。一つは特別クラブといわれるものです。30年位前までは、これが、かなり多くありました。サッカーやミニバス、陸上や水泳などの体育系のクラブ。そして、マーチングバンドや合唱などの音楽系の特別クラブです。

今は、だいぶ学校が手を引いてしまったという感じでしょうか。ミニバスに関しては、地域のクラブへの移行がされました。サッカーはJリーグができ、トップクラスのチームを目指す子はクラブチームに入って練習するようになりました。区内でリーグ戦をやっていたこともありました。陸上や水泳もかなりの練習をして、大会に備えていましたが、これも、水泳はスイミングクラブが普及しましたし、陸上も、専門的なクラブができています。学校でも、熱心に指導はしていましたが、水泳は、各スイミングクラブの選手コースの子どもが、毎日のように練習し、その技術を磨いているのですから、学校などで教えることとはレベルが異なってしまいます。

音楽も、コロナ前までは、マーチングバンドの発表会がありましたが、コロナ禍で、中止になったまま、なくなりました。しかし、マーチングバンドは地域に人気があり、地域のイベントに呼ばれることが多く、今でも、毎日のように練習している学校もあると思います。

ただ、マーチングバンドは維持するのが大変です。曲のアレンジや、子ども達のフォーメーションなどを考えることができないといけません。そのための専門知識のある先生など、そうそういるわけではないですから。それに、楽器の購入、楽器の修理、楽譜の購入も必要になります。そのために、地域からお金を集めるなど、学校予算だけではできない現状があります。楽器の指導ももちろん、専門的な指導ができる先生が必要になります。たしかに、音大出身の先生もいますし、なぜか、吹奏楽部に在籍していた先生も多いですが。

合唱ならば、お金のかかり方は少なくなりますが、こちらも、日々の練習が大切になります。

特別クラブがなくなってきたのは、指導する時間が無くなってきたことが大きな理由かもしれませんが、指導する先生への負担が大きいことも理由だと思います。好きだからやっている先生がいたとしても、その先生が異動してしまうと、他の先生が後を継がなくてはいけなくなります。その時に、無理が発生します。

今の時代にこういう活動は都市部では必要感がなくなってきたのかもしれません。地域のクラブや企業が行っているクラブで十分に需要が満たされてきていると考えていいのではないでしょうか。これは、この先、中学校の部活にも反映されてくると思います。しかし、それは、人口が集中している都市部での話です。人口が集中しているから、様々な活動が成立するわけですから。それが成立しない地域での活動についても、考えていく必要があると思います。

2025年5月13日火曜日

そうじ

 アラブ首長国連邦の学校で、日本の掃除をと入れたということが、報道されていました。

掃除に関しては、不明ですが、おそらく寺子屋などの時代から、子ども達が掃除をするということが日常的に行われてきたのではないかと思います。自分で汚したものは、自分で掃除をし、きれいな状態に戻す。日本の文化的な背景を考えれば、自然とおこなわれていたのかもしません。寺子屋自体、寺社などを中心に行われていたのでしょうから、そこから考えると、発送的には自然なことだと思います。

行き過ぎると、子ども達にトイレの掃除をさせた方がよいという意見などが出てきます。実際、ある教育長の時にその話が出され、実験的に何校かで実施したことが記憶にあります。なし崩し的に消えていきましたが…。

欧米の学校では、掃除は、大人がする、清掃業者が入ってすることになっているようです。本来的には子ども達に掃除をさせるのはおかしいと思います。それも、社会的な経験だということになるのかもしれませんが、指導要領には、どこにも掃除をしろだなんて書いてなかったような気がします。日本がまだ経済的に貧しかった時には、必要悪だったかもしれませんが、少なくとも、経済大国といわれるようになってからは、子ども達の掃除の必要性はなかったのではないかと思います。

実際、低学年の子ども達が掃除をしたところで、きれいになるわけではありません。未だに、水で濡らした雑巾で教室や廊下を拭いていますが、あれだって、ワックスを落としているだけで、きれいになるわけではないと思います。

最近は、ようやくワックスは業者に委託できるようになりました。それまでは、ポリッシャーをかけ、ワックスや汚れを剥離し、それから、ワックスをかけるまでを先生が行ってきました。そういう仕事をしているとき、これが先生の仕事なのかと疑問に思っていました。ですから、管理職になった時に、学校用務員にその仕事を割り振った時もあります。拒否されたこともありますが…。その後、業者に業務委託できるように教育委員会が変えてきました。

学校が何をする場所なのかということを考えることも大事です。そして、今の子ども達にできることとできないことがあるのも理解すべきではないでしょうか。

掃除をしているときの怪我も増えていると思います。特に、雑巾がけなどは、その典型です。体を保持できず、顔から床に落ちてしまう子供もいます。

掃除も学習だという考え方は、21世紀の学校にはそぐわない気がします。

働き方に対しての意識を変えないと。

いつから学校の「働き方」は問題になったのか 働き方の問題が現場で話題になり始めたのは、2016年ごろだったと思います。 それ以前は、働き方が問われることはほとんどありませんでした。タイムカードすら存在せず、遅くまで仕事をして注意されることなど一度もなかった時代です。記録がないので...