いろいろなことが言われている教員の働き方。改革だとか、改善だとか、言われていますが、どうなんでしょう。
一番の問題は、仕事量と人員の配置であることは間違いありません。戦後から、ずっと続いている文科省(以前は文部省でしたが)の政策は、足し算だけを行ってきました。ひたすら新しいことを打ち出し、内容を増やし、授業時数を増やし、新しい課題だと言っては、政策をふやし、でも、人員も予算も増やさず、ずっとやってきています。特に、「教育改革」と銘打って、いろいろな課題や問題を現場に放り投げてきたことが、一番の課題だと思います。
このことを解消するためには、定数の改善と予算の確保が一番大切であることは言うまでもありません。
しかし、現場にも問題があります。僕が教員になったころ(40根に錠前ですが)8時半始まりの16時終わりでした。まあ、その頃も、遅くまで働くことはありましたが、しかし、もう少し余裕があったような気がします。なぜなのかというと、それほど社会の目が厳しくなかったからでしょう。先生という肩書が、まだ、十分社会的な立場を保っていたからだと思います。それでも、当時は、土曜日も学校をやっていましたから、週休1日という状態でした。
それから、週休2日になり、2日休みがあると、こんなに違うんだと感じたものです。でも、この時も、文部省は「学校週5日制」という言葉を使いました。労働省に教員も週休2日にしろと言われ、教員の週休2課を実施するために始めたことを、ことばをかえてしまったために、新しい仕事を作り出したのです。こういう姿勢が今の状態の基礎となっていると思います。
話はそれてしまいましたが、現在の状況の中で、ずっと、様々な政策的な課題を押し付けられ、社会的な課題を押し付けられてきた世代が現在の50歳前後の先生達です。この世代は、一番忙しい時期を経験しています。そして、その中で、自分が頑張れば、なんとかやれると考えている世代だと思います。様々な責任を押し付けられ、それでも、頑張ってきた先生達です。この世代は、働き方改革にうまくマッチできないと思います。それくらい、頑張ってきた世代です。人数も、とても少ない世代ですので、いろいろとやらざる得ないということもあります。
働き方を変えろという大合唱は、本当にそうだと思います。しかし、これまでの経過を無視して、強引に進めることは難しいと思います。
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