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2026年1月3日土曜日

元校長が知っている、給食費無償化てできますか。

  給食費の無償化が話題になりました。しかし、無償化していない自治体でも、給食を出すために、これまでもかなりの金額を投入しています。現在保護者から給食費として徴収しているのは、基本的に食材費だけです。ですから、1食あたりで言えば、300円程度になると思います。

300円×20日=6000円

6000円×11か月=66000円

という計算になります。しかし、食材があるだけでは給食は作れません。

 運営費として年間2000万程度は中規模の学校でもかかっていると思います。運営費は、主に人件費と光熱費になります。実際には、これだけでなく、必要な物品の購入費も必要になります。

 釜、熱風消毒食器保管庫、裁断機、牛乳を補完する冷蔵庫など、かなりの機材が必要になります。食器の洗浄機や給食を教室まで運ぶカート、湯沸かし器もかなり大きなものが必要になります。

 機材は、すべて業務用のものになりますので、1台100万から600万くらいかかります。給食室を作ると、これらの機材を購入し、必要な人件費を払っているわけですから、一人当たりの費用はかなりの金額になることが分かります。

 ですから、いまさら政府にきゅしょく無償化しますと言われなくても、自治体としては、かなりの負担をしてきているということになります。食材費だけでも、大きな自治体になれば、10億単位の金額が必要になることを考えると、それなりの負担が必要になるのも事実です。しかし、実際には、無償化しなくても、これまでも自治体は相応の負担はしてきていることも事実です。

 無償化は必要なことなのかもしれませんが、給食という形をとることで、自治体が税金をかなり使うんだということは、共通理解していた方がよいと思います。こんご、物価が高くなれば、当然、その金額も引き上げられるわけです。実際に、子どもがいない家庭もありますし、独身者の家庭もあります。その人たちも、給食を提供するために、負担をするんだということをしっかり伝えるべきではないでしょうか。

2025年5月19日月曜日

アレルギーのこと

食物アレルギーについては、とても慎重になっています。入学前から、アレルギーについての相談を受け付け、学校で給食時にどのようなことに気を付ければよいのかを面談を通して、まとめていきます。

食物アレルギーと診断される子どもが、確実に増えてきているように思います。生活管理表という書類をお医者様に書いていただき、それをもとに、保護者と面談をします。アレルギー対象の食べ物を食べると、どのような反応が出るのか、アナフェラキシーショック状態を起こしたことがあるのか、どの系統のものを食べるとアレルギー反応を示すのかなどなど。バラ科のように、かなり多くの食品に反応する場合もあります。また、魚卵のように、食品に交じりやすいものもあります。それらについても、面談の際に細かく話を聞いていきます。

アレルギーについては実際に死亡事故が起きていますから、慎重に話を聞くことになります。学校では、アレルギー除去食というものを提供することができる場合があります。典型的ななのは、卵です。卵の場合、調理過程の最後に入れるものが多いので、卵にアレルギー反応がある子どもには、卵を入れる前のものを別に分け、アレルギー除去食として提供しています。

また、エピペンを持っている子供のロッカーが一目でわかるように児童用のロッカーに赤い枠を作ったりもしています。もちろん、担任には、エピペンの研修を行い、いざというとき、躊躇わずにエピペンを打つことができるように指導しています。

それにしても、体質的にアレルギーを起こす子どもがとても増えてきたという気がします。バラ科の食べ物がダメな子もいます。バラ科はイチゴやサクランボ、スイカなど、比較的子ども達が好きな果物が多いので、大変だなと思います。まあ、学校給食で出てくるものは少ないですが。また、ナッツ類やソバなどのアレルギー反応が激しく出てくるものは、学校給食では使わなくなりました。魚卵なども学校給食に出てくることはありません。比較的多いのは、小麦、卵、乳製品だと思います。特に、小麦については、除去することが難しい場合が多いです。パスタやパンなどのように主食系が多いですから。その場合は、代替食を家庭から持参してもらっています。

アレルギーも多様化しています。早く対応する医療が進むといいのですが。

2025年5月18日日曜日

給食の話

 給食の話は、あんまり書きたくないのですが、まあ、学校生活の中で大切なことではあるので、ちょっと書いてみます。

なぜ、書きたくないのかというと、単純に好きじゃないからです。よくテレビのインタビューなどで、子どもが「給食はおいしいです。」とか、「給食が大好きです。」とか、いう場面が出てきますが、言えば、選択肢のない食事ですから、おいしいと思うのだと思います。だいたい、どんな食事の時にも牛乳が出てくるのが不自然です。コロナ禍の際、はっきりしたのは、日本で牛乳の3割を消費しているのが学校給食だということです。学校給食に牛乳を出さなければ、日本の牛乳の3割は消費されないわけです。

学校給食は、週4回はご飯が出てきます。以前は、パンが多かったのですが、コメの消費量が減り、コメ余りの減少が起き始めた時、政府がとった政策の一つが米飯給食の普及なんですね。最近でh、コメ不足といっていますが、そうであるならば、米飯給食の見直しをするだけでも、かなりのコメが一般の流通に回るはずです。

そう考えると、生産から消費するに至るまで、一番政府がコントロールしやすい仕組みが学校給食だということがわかります。確かに、栄養価などは厳密に計算されているのだと思います。学校給食に一番ではないかもしれませんが、よく出てくる食材は2つです。一つは大豆。こちらは、大豆そのものではなくても、大豆パウダーという形をとっても出てきます。理由の一つは、繊維質が豊富だということです。もう一つは、ごまです。これは、とてもよく出てくる食材です。こんなものにゴマを入れなくてもいいんじゃないかという思う場面もしばしばあります。ゴマは、種子類です。種子類で食べれるものってそうは思いつきません。だから、値段も安く利用しやすいゴマがものすごい頻度で使われているのだと思います。

書くと、批判的なことばかりになってしまうのですが…。

給食も、今は多くの学校が、民間企業に業務委託しています。市直営の給食というが少なくなり、だいぶわかりやすくはなっています。15年位前までは、学校で給食費を集め、発注をし、支払いまでしていました。

そう考えると、給食に関する事務処理自体は、だいぶ軽減されてきていると思います。

給食自体のことは、また、別の機会に書きたいと思います。


働き方に対しての意識を変えないと。

いつから学校の「働き方」は問題になったのか 働き方の問題が現場で話題になり始めたのは、2016年ごろだったと思います。 それ以前は、働き方が問われることはほとんどありませんでした。タイムカードすら存在せず、遅くまで仕事をして注意されることなど一度もなかった時代です。記録がないので...