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2026年1月30日金曜日

授業の余剰時間を減らすのはいいことですよね

  授業時数が多いことが指摘されています。

 今、小学校4年生から6年生の授業時数は、1015時間のはずです。余剰時間は、この1015時間以外の時間を指します。例えば、学校行事に使った時間は、基本的に1015時間には含まれません。遠足であったり、宿泊体験学習であったり、学校によっては、運動会だって、学校行事で時数を計上しています。そうすると、1015時間以上の時間が必要になってきます。結果的に1100時間くらいまで授業時数が膨らんでいくことになります。

 以前は、非常変災への対応が必
要だと言われていました。僕などは、それは必要ないと言っていたのですが、多くの校長が、その声に耳を貸してくれないという状況がありました。文科省は、かなり前に、授業時間を1015時間確保する計
画があれば、非常変災などで計画が実施できなくてもやむ得ないということを言っていたのです。

 ようやくそのことが広くいきわたったのはコロナ禍で、学校の休校が実施され、授業時数が不足していてもやむ得ないという事態が起きてからです。

 1015時間を35週で割ると29時間になります。29時間ということは、一週間に6時間授業を4日間やることになります。さらに、学校行事などの時数が加わってきますから、実質、毎日6時間授業をやることになってしまうわけです。それだけではありません。授業参観を実施したり、懇談会を開いたりすれば、6時間目まで授業することはできませんし、個人面談なども行うわけですから、授業を6校時までやれる日ばかりではないのです。それでも、先ほど触れたように、非常変災を含んで計画を立てろという校長がいたんですね。

 授業時数を減らしていくことは必要だと思いますが、一つだけ心配なことがあります。授業時数ぎりぎりの中でやっていくと、授業時数のマネジメントがとても重要になります。特に、小学校は、学級担任制ですから、いい加減になりやすいのです。その点を踏まえて、みんなで気を付けていかなければならないということだけ付け加えておきます。


2025年12月21日日曜日

学校は保育園か?

  

イメージキャラクターを作ってみました。ココアちゃんです。


 学校の開門時間を7時にする自治体があると報じられています。すでに、放課後については学校施設を利用して、子ども達を夜まで預かるシステムができています。こちらの方は、初めに、子ども達を集団遊びができるような機会を増やすと言って始めたものが、純然と預かり機能になってきています。僕の記憶が正しければ、たぶん30年近く経っていると思います。朝の預かりシステムも、固定化してくれば、それなりにコストがかかるシステムになるでしょうし、場合によっては、学校での対応も求められるようになるかもしれません。

 これらのシステムが学校とは異なるものだということを保護者にしっかり理解してもらえるようにすることがまず大切です。実際、所管している部署が違いますので、本来的には学校と切り離されたものだというのは明白なのですが、同じ施設を利用しているだけに、保護者には、分かりにくいとは思います。行政的には、少子化対策の一環として、大人の都合で、子ども達を預かるシステムが必要だと考えているのでしょう。

 学校が保育機能を持っていると実感させられたのはコロナ禍です。この時期に、学校が子ども達をできるだけアズってほしいという保護者が多くいることが分かった気がします。何もしなくても、学校が預かってくれるだけでいいという声をも多く聞いたと思います。

 


 確かに、学校にいるということは、基本的に安全だということもありますし、食事も提供されますから、保育とみてもおかしくはないのかもしれません。

 本体的には、学校は保育機関ではないのですが、日本社会のシステムが不十分な分、学校という社会的施設に、保育機能まで求めてしまうのかもしれません。学校が本来の機能を取り戻すためには、社会全体の構造が変化しなければならないのだと思います。

2025年7月9日水曜日

やっていた行事を止められますか?

 去年までやってきたことを止めたり、規模を縮小したりすることはできるのでしょうか。答えは、「できます」です。学校がどの行事をやるのか、決めることができるのは、学校自身です。ほかの人たちー保護者や地域の人、教育委員会などーから、何かを言われる必要はないと思います。どうしても、これまでやってきたことを止めるのに躊躇するのは事実です。ですが、なぜ、やめることにしたのか、明確に説明ができれば、それで十分だと思います。例えば、学校だよりですが、今までは、何百部も刷って、地域に配布していました。やめたら、地域の自治会から何か言われるのではないかと考え、ずっと続けていました。しかし、実際に地域の自治会に学校だよりの配布を止めたいというと、その方がうれしいと言われました。手間がかかるし、学校だよりだけならば、ホームページを見れば済むとのことでした。前にも書きましたが、運動会を午前中だけの実施にしました。実際に午前中にしてアンケートをとると、圧倒的に午前中だけの実施がよいという回答をもらいました。テントをなくしましたが、なくしてもらってよかったという意見が多数を占めていました。4年生の宿泊体験学習の実施を止めた時も、保護者の意見は学校の判断を支持するというものでした。実施しないと保護者から、クレームが来るのではとドキドキしていましたが、そのような声は一つも上がりませんでした。

学校は、無難なこと=昨年通りという式で考えているのだと思います。しかし、今の保護者は、とても理解があるのだと思います。理解を求めるというよりも、なぜ、そうしているのかを明確に保護者に説明してくことが何より大切なのではないかと思います。

まず、校内でしっかり話し合い、方向性を明確にすることが大切だと思います。校長としては、ドキドキすることがいろいろあります。それは、何か言われたらいやだなと思ってしまうからです。しかし、職員のことや子ども達のことを考え、決めたことには意味があると思います。そして、その考えがしっかり伝われば、保護者からの苦情という形にはならないのではないでしょうか。僕は何年間か、校長をしていましたが、色々変えたことについて、保護者から言われることは一度もありませんでした。

学校が、保護者や地域の人たちを信頼し、学校独自でしっかりと物事を決めていくことが何より大切だと思います。

2025年6月13日金曜日

運動会のテント

 運動会というと、テントが何梁か、用意されます。でも、必要なんでしょうか。実際に運動会の際にテントを出さずに実施したことがあります。確かに、調子が悪くなった子がいた時、日影が必要という話も出ましたが、それならば、冷房が効いている保健室に連れて行った方がよいということになりました。その他にテントが必要になる理由は「来賓」席です。来賓といっても、町内会や自治会の会長や歴代のPTA会長です。まあ、他の学校の校長が来た入りすることもあるので、その際には来賓席にというしきたりのようなものがありました。

コロナ禍で、運動会が縮小した際に、近隣の校長間で、他校の運動会や卒業式、入学式には相互に招待をしない、行かないということを決めました。また、町内会や自治会の会長も呼ばないと、決めました。そうするとテントを張る必要がないわけです。校長だから、副校長だからといって何もしないで座っている必要はないので、それぞれに自由に動き、いろいろな係の活動を支援したり、保護者と話をしたりする機会にしていました。また、いろいろな場所で、演技や競技を見たりすることも、熱心に行いました。これらのことは、次年度の運動家につなぐために、大事なことだと思います。

そうすると、敬老席が問題になるのです。祖父母が見来た時、暑い中での参観は難しいといわれます。確かに、これは配慮すべきことなのですが、敬「老」がいったい誰を指しているのか問題になります。実際、60代の祖父母だって多いわけですし、何をもって老とするのか難しいものがあります。一応対策としては、日影にパイプいすを並べ、休んでいただくことができるようにしました。校庭に面した教室を解放したこともあります。

テントを出さないと、設置したり、撤去したりする手間が無くなります。また、見学している側とすれば、邪魔なものが無くなり、良い位置での参観ができるようになるメリットがあります。割合からすれば、テントがない方がよいという声が多く聞かれました。

ちょっとしたことですが、実際にはテントを出さないと決めるまでにいくつかの決断を迫られます。学校は、今までどおりが好きですから。

2025年5月24日土曜日

運動会は午前中で終わります

 コロナ禍で一番変わったのは、運動会かもしれません。コロナ禍で、半日だけ運動会を実施することが一般的になってきました。

運動会を実施した後、アンケートをとってみましたが、コロナが終息した後のアンケートでも、運動会は犯人でよいが9割以上を占めていました。半日を一番支持してくれたのは、お母さんたちです。よくよく考えればわかることでしたが、お弁当がネックになっていたのです。前日から家族の人数分のお弁当を用意しなければなりません。だいたい、やるかやらないかもすべてお天気次第の運動会。それに向けての準備は、基本やるでなければならないわけです。当日の朝も早い時間から準備をして、子ども達を運動会に送り出した後も、さらに準備を続ける。そういうことがされているんだということをもっと早く気付くべきだったのだと思います。

運動会のように全校でのイベントの際には、徒歩で来てくださいというのも、お弁当の準備をして、大量のお弁当を持ってくる人たちにとっては、かなりの負担だと思います。僕は、どこの学校に行っても、自転車の利用はよいことにしていました。自転車の100台や200台を止めておくことは、学校の広さを考えれば、可能だからです。実際、どこの学校でも(ただし、僕が言っていた学校は500人以下の比較的小さい学校が多かったのですが)、自転車を置く場所を工夫すれば、問題なく自転車の利用ができていました。

先生たちにとって、午前中開催は楽になったのではないかということが言われますが、実際、先生達には、それほどの差はないのだと思います。子ども達は、だいぶ楽になっていると思います。遠足や宿泊学習、そして、運動会は、どうしても、天候との関係が強いものです。晴れれば、かなりの気温になります。曇っていれば、寒いくらいの日も多くなります。

特に、最近では、熱中症の問題があり、その暑さが、耐え難いものになります。そう考えると、14時まで実施していた運動会が12時に終わるというのは適切なのではないかと思います。

それ以前に、本当に運動会が必要なのかということです。教育課程という言葉が、常に出てくるわけですが、教育課程との関係を考えた時、運動会を底に当てはめるのは難しいはずです。そう考えると、運動会を実施するのかどうかを再度検討してもよい気がします。家庭も巻き込んだ形で、実施してしまっている現状からすると、やめることも難しいとは思いますが。

働き方に対しての意識を変えないと。

いつから学校の「働き方」は問題になったのか 働き方の問題が現場で話題になり始めたのは、2016年ごろだったと思います。 それ以前は、働き方が問われることはほとんどありませんでした。タイムカードすら存在せず、遅くまで仕事をして注意されることなど一度もなかった時代です。記録がないので...