2025年6月12日木曜日

水泳って必要なんですか?

 子ども達は、夏に水泳の学習を楽しみにしています。全員ではないですが、かなりの割合で楽しみにしているということは分かります。しかし、年間に行う水泳の学習は5回程度です。5回の水泳学習で何が身に付くのでしょうか。まずそれが、第1の疑問です。

都市部では、スイミングスクールがかなりの数で来ています。選手コースから、泳げるようになろうという子まで、幅広い層がスイミングスクールに通っています。今では、これは、学校とは全く関係のない次元で行われている教育活動だと思います。水泳が体作りに良いという判断をしている保護者の割合が多くなっていることが最大の理由なのでしょう。確かに、水泳は陸上での運動の3倍の力を使うそうです。また、全身運動なので、子ども達の成長に良い運動になるという判断は正しいような気がします。 これが第2の理由です。

そして、第3の理由は、膨大にかかっているコストです。学校のプールはとてもきれいです。低学年が入るときには、プールの水浸を半分程度まで下げます。中学年でも、満水状態よりも多少下げています。高学年だけが満水状態で使用します。ですから、低学年→中学年→高学年と入ると、プールの水を順番に多くしていくので、あまり問題がないように思えます。しかし、高学年が入った後は、高学年→中学年→低学年とおこなうと、半分の水を捨てることになります。そのうえ、何故か、先生たちは低学年、中学年、高学年が、いずれも、1日は間隔をあけるように日程を設定するので、かなりの水を捨てなければならなくなっています。これが、学年単位であれば、水の使用量はますます増えていきます。入っている時間やそこで得られる効果を考えると、かなりなハイコストだといえると思います。これを日本中の学校が行っていると考えると、驚きしかありません。

そして、最後に水泳の時間でも、熱中症になる可能性があるということです。水の中にいても、条件によっては、かなりの汗をかき、脱水症状になったり、熱中症になったりすることを考慮しなければならなくなっています。

毎年、何人かの子どもの学校のプールでの水難事故が報告されています。リスクがあることは分かっています。リスクをとるだけの意味があるのか、考えるべきではないでしょうか。コストン対してのリターンも極めて小さいと思います。何でもやればいいという時代ではありません。また、水泳のための施設も、日本中十分にあることを考えれば、学校が負うべきものなのか、答えは出るような気がしますが…。

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