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2026年2月11日水曜日

40分授業にするなら

「40分授業にしてもいいですよ。5分×6コマで30分浮きますね。その30分は研修や研究など、有効に使ってくださいね。使い道さえ説明できればOKです」  ――これが、新しい「40分授業」の考え方なのでしょうか。

 昔々、まだ土曜日に授業があった頃の話です。当時も40分授業がよく話題に上りました。  しかしその時、文部省(現・文科省)は猛烈に反対したのです。「それは法的違反行為だ」と。  実際には、子供の下校時刻などを考慮して、土曜日は40分授業にしている学校も多かったのですが、それでも文部省は頑なに「それはおかしい」と言い続けていました。

 まあ、省庁の名前も変わりましたし、今更昔のことを蒸し返しても仕方がないのかもしれませんが、隔世の感があります。

 さて、40分授業にすることで浮いた時間の使い方は、学校の裁量に任されることになります。  当面は「モジュール学習」という形で活用するケースが多いでしょう。実験校のように特別な教科(探究など)に充てる学校は、新しいカリキュラム開発の負担があるため、そう多くはない気がします。  一方で、浮いた時間を教員の研究や研修、事務処理などに割り振る学校は増えてくると思います。つまり、実質的に「40分授業」がスタンダードになる形です。

 いつも思うのですが、遠回しな言い方ではなく、ハッキリ言えばいいんですよ。  「小学校は1コマを40分にします。コロナ禍での実践を通じて、これが可能だと証明されました」と。

 保護者がそれをマイナスに受け止めることはないと思います。実際、今は子供たちの下校時刻は早くなっており、1時過ぎには下校してくる姿を見る日も多くなりました。

 学校の多忙化の主たる原因を作っているのが文科省であることは明白です。そして、それを改善する権限を持っているのもまた、文科省です。  制度を分かりやすく変え、学校の惨状を何とかする責任があるのは彼らです。  解決策はシンプルです。はっきりと法律を変えればいいのです。年間の授業時数の数字を書き換える、ただそれだけで済むのですから。

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