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2025年5月13日火曜日

そうじ

 アラブ首長国連邦の学校で、日本の掃除をと入れたということが、報道されていました。

掃除に関しては、不明ですが、おそらく寺子屋などの時代から、子ども達が掃除をするということが日常的に行われてきたのではないかと思います。自分で汚したものは、自分で掃除をし、きれいな状態に戻す。日本の文化的な背景を考えれば、自然とおこなわれていたのかもしません。寺子屋自体、寺社などを中心に行われていたのでしょうから、そこから考えると、発送的には自然なことだと思います。

行き過ぎると、子ども達にトイレの掃除をさせた方がよいという意見などが出てきます。実際、ある教育長の時にその話が出され、実験的に何校かで実施したことが記憶にあります。なし崩し的に消えていきましたが…。

欧米の学校では、掃除は、大人がする、清掃業者が入ってすることになっているようです。本来的には子ども達に掃除をさせるのはおかしいと思います。それも、社会的な経験だということになるのかもしれませんが、指導要領には、どこにも掃除をしろだなんて書いてなかったような気がします。日本がまだ経済的に貧しかった時には、必要悪だったかもしれませんが、少なくとも、経済大国といわれるようになってからは、子ども達の掃除の必要性はなかったのではないかと思います。

実際、低学年の子ども達が掃除をしたところで、きれいになるわけではありません。未だに、水で濡らした雑巾で教室や廊下を拭いていますが、あれだって、ワックスを落としているだけで、きれいになるわけではないと思います。

最近は、ようやくワックスは業者に委託できるようになりました。それまでは、ポリッシャーをかけ、ワックスや汚れを剥離し、それから、ワックスをかけるまでを先生が行ってきました。そういう仕事をしているとき、これが先生の仕事なのかと疑問に思っていました。ですから、管理職になった時に、学校用務員にその仕事を割り振った時もあります。拒否されたこともありますが…。その後、業者に業務委託できるように教育委員会が変えてきました。

学校が何をする場所なのかということを考えることも大事です。そして、今の子ども達にできることとできないことがあるのも理解すべきではないでしょうか。

掃除をしているときの怪我も増えていると思います。特に、雑巾がけなどは、その典型です。体を保持できず、顔から床に落ちてしまう子供もいます。

掃除も学習だという考え方は、21世紀の学校にはそぐわない気がします。

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