小学校の場合、クラブ活動というと、2種類の活動があります。一つは特別クラブといわれるものです。30年位前までは、これが、かなり多くありました。サッカーやミニバス、陸上や水泳などの体育系のクラブ。そして、マーチングバンドや合唱などの音楽系の特別クラブです。
今は、だいぶ学校が手を引いてしまったという感じでしょうか。ミニバスに関しては、地域のクラブへの移行がされました。サッカーはJリーグができ、トップクラスのチームを目指す子はクラブチームに入って練習するようになりました。区内でリーグ戦をやっていたこともありました。陸上や水泳もかなりの練習をして、大会に備えていましたが、これも、水泳はスイミングクラブが普及しましたし、陸上も、専門的なクラブができています。学校でも、熱心に指導はしていましたが、水泳は、各スイミングクラブの選手コースの子どもが、毎日のように練習し、その技術を磨いているのですから、学校などで教えることとはレベルが異なってしまいます。
音楽も、コロナ前までは、マーチングバンドの発表会がありましたが、コロナ禍で、中止になったまま、なくなりました。しかし、マーチングバンドは地域に人気があり、地域のイベントに呼ばれることが多く、今でも、毎日のように練習している学校もあると思います。
ただ、マーチングバンドは維持するのが大変です。曲のアレンジや、子ども達のフォーメーションなどを考えることができないといけません。そのための専門知識のある先生など、そうそういるわけではないですから。それに、楽器の購入、楽器の修理、楽譜の購入も必要になります。そのために、地域からお金を集めるなど、学校予算だけではできない現状があります。楽器の指導ももちろん、専門的な指導ができる先生が必要になります。たしかに、音大出身の先生もいますし、なぜか、吹奏楽部に在籍していた先生も多いですが。
合唱ならば、お金のかかり方は少なくなりますが、こちらも、日々の練習が大切になります。
特別クラブがなくなってきたのは、指導する時間が無くなってきたことが大きな理由かもしれませんが、指導する先生への負担が大きいことも理由だと思います。好きだからやっている先生がいたとしても、その先生が異動してしまうと、他の先生が後を継がなくてはいけなくなります。その時に、無理が発生します。
今の時代にこういう活動は都市部では必要感がなくなってきたのかもしれません。地域のクラブや企業が行っているクラブで十分に需要が満たされてきていると考えていいのではないでしょうか。これは、この先、中学校の部活にも反映されてくると思います。しかし、それは、人口が集中している都市部での話です。人口が集中しているから、様々な活動が成立するわけですから。それが成立しない地域での活動についても、考えていく必要があると思います。
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