僕は、生まれてから、ここに至るまで、ずっと都市部に住んでいます。まあ、子どもの頃は都市部といえるような今日ではなかったですが。
今、日本の教育をどうすればよいのか考えるとき、2つの課題があると思います。一つは、小学校入学の年齢です。小学校に入学してくる子どもを見ていると、果たして、この段階で小学校に入学してくるのが、この子にとって一番ベストなのかと思うケースがあるんです。一番大きいのは早産で生まれた子どもです。早産であるから、すべての子どもがということではもちろんありません。ただ、かなり早産で生まれていても、年齢は年齢だと区切るだけではいけないような気がします。もう1年後から入学する権利を与えることが大切なのではないでしょうか。選択できる環境づくりをし、周りの大人たちが話し合い、その子にとって一番良いタイミングを選んであげることが、余裕を生むと思います。
もう一つは、地域格差です。格差という言い方は適切ではないかもしれません。その地域の置かれている環境に応じて、教育内容が変わってもよいのではないかと思います。もちろん、現在のような基準は必要かもしれません。しかし、すべての地域の教育環境は大きく異なっていると言えます。子ども達の置かれた環境に応じて、教育内容を変更できるように制度を変えていくことが必要だと思います。
もちろん、1クラスの人数をどうすればよいのか。どれだけ予算をかけて、教育に投資すればよいのか。教員を志望してくれる学生を増やすためには、どのような対策が必要なのか。学校で現在行っている教育内容は、本当に適切で、時代に応じたものなのか。考えていかなければならないことは、山ほどあります。なぜ、戦後80年の間に、課題だけが増え、明確な方向性を持つことなく教育活動を行ってきたのか、地方分権が進んでいれば、解決できたことが多くあったはずなのに、なぜ中央集権的な教育を目指しているのか。大人たちが明確な考えを示さなければ、学校教育は、良い方向を見出すことができないまま、進んでいくことになると思います。
全国同じ環境でないことは、すべての大人が知っていることです。その地域にあった教育環境をつくべく努力するべき時なのではないでしょうか。
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