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2025年4月22日火曜日

学級担任制

 小学校は長い間、学級担任制をとってきました。これは、おそらく多くの日本人が自ら体験してきたものですので、説明は不要だと思います。なぜ、学級担任制をとってきたのかということが、一つ疑問でもあります。

学級担任制をとってきた最大の理由は、コストパフォーマンスが良いということでしょう。一人の先生を配置しておけば、今なら35人の子ども達を担当してもらえます。それも、一日中、朝の会から、帰りの会まで7時間近くを担当してくれるわけです。その間、学習だけでなく、もめ事を処理したり、けがの手当てをしたり、食事をさせたり、掃除の面倒まで見てくれるわけです。僕が若いころは45人学級制でした。実際46人の子ども達を担任したことがあります。これって、コストパフォーマンスが良いと思いませんか。しかし、僕が初任だった80年代でも、音楽は、専科の先生がいました。音楽は、伴奏をピアノで弾けることが求められていたので(別にピアノが弾けなくても、実際弾かないで授業をしている先生も見たことがあります。)専科がついていたのだと思います。高学年の楽曲の伴奏はそれなりに難しいですから、ピアノを練習したことがない先生には、ハードルが高かったのだと思います。でも、これは、可笑しな話だと思いませんか。別に音楽だけでなく、他の教科でも専門的に教えることが難しい教科もあると思います。例えば、体育です。体育の内容に関しての疑問もありますが、まあ、それは後日書くとして、器械体操など、典型では、ないでしょうか。もちろん、ボール関係の単元でも、陸上でも、水泳でも、教えるだけの知識や技能がすべての先生にあるとは思えません。それは、図工でもそうです。図工は、仕上げた子ども達の作品が掲示されていますから、教えている先生の技能がはっきりと表れてしまいます。

もともとは、いわゆる座学系のものが多く、それらは、大人の知識があれば、基本的には教えることができたのだと思います。しかし、技能系の教科が入り、その内容も複雑になってきたのではないでしょうか。

教えるということだけについても、学級担任制には限界があります。それは、一人の先生にすべてを託さなければならないからです。それでも、学級担任制に固執しているのは、金銭的な制約があったからと、それ以上に日本の先生たちが努力してしまったからだと思います。常に、結果を出してきてしまったことが、裏目に出たのかもしれません。


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