基礎的なことができれば、本当は小学校の先生はできるはずということなのでしょう。そう考えていなければ、突然先生になってみようと考える人はいないと思います。
初任者は、年間何十時間化の校外研修と何百時間化の校内研修を行っています。かなり時間的にも厳しい中、そこまでやるのかという数の研修会を行っています。それでも、学級がまとまらず苦戦したり、パニックに陥ったりしている現状があります。正規に採用された場合には、文科省が定めた研修を実施する義務が教育委員会にありますから、なんとか、時間を作り出し、ねじ込み、研修を行っています。もちろん、校内でもそれに合わせた研修を実施しなければなりません。人員も配当され、なんとか、進めることが求められます。一方非常勤講師や臨任の先生には、そのようなフォローはありません。経験があろうが、なかろうが、関係なく、教室で授業をしたり、学級経営をしたりしなければならないわけです。
そこで問題なのは、突然、先生になって、先生をやることができるのかということです。もちろん、教員免許を持っているわけですから、先生になる資格はあるわけです。資格を取るために、それなりに大学時代に勉強をしたり、通信教育で学んだりしてきています。ですから、できるのかといわれると、難しいものがあると思います。何十年も前に学んだことは現在に通用しません。もちろん、その間に新しく導入された英語やIPADの活用などにも、対応できないでしょうし、そのことを学ぶ余裕もないわけです。それだけではありません。ここ20年くらいの間に、保護者への対応など、それまで以上に難しい課題が出てきています。発達障害についての理解や対応も、複雑さを極めてきています。実際、正規で採用されても、1年間持続することができない先生も多くなっています。そう考えると、そんなに簡単に先生になれるような状況ではないと誰だって考え付くと思います。
それでも、定数が決まっているので、先生は必要になりますし、療休や産休、育休をとる人だって出てくるわけです。そうなると、先生は必要になってしまいます。早く、負のループを抜け出す方法を考えなければ、現場は疲弊するだけです。方法はあります。補助教員的な形で、あまり責任のない形で、先生を雇用することです。人数を増やし、人数の力で学校経営を計算できるようにするべきです。経験がない先生には、その中で力をつけてもらい、正規の先生には、事務負担の軽減ができるようにするのがよいと思います。
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