不登校が話題になりますよね。
学校に来ないというのは、学校にとってもとても困ったことになるわけです。しかし、実際にどの学校でも、不登校になる子どもがいると思います。校長として、対応しているときに多くいると感じたのは、ASDの子ども達です。どうしても、円滑な友達関係を作ることができず、それが発端で不登校になっている子がいると思います。幸い、学習に関しては、リモートで学習を進めることもできていますし、ICT機器を利用して進めることもできていました。ただ、根本的な問題である人間関係を円滑に進める方法を獲得するためには、それなりの対処法を身に着けることも必要になってきます。学校としては、療育センターとの連携を図ったり、教育委員会が進める学習施設を紹介したり、スクールカウンセラーとの面談をセッティングしたりもしてきました。しかし、多くの場合、それらが解決するための手段になっているのかというと、そうではなかったと思います。6年間、不登校支援が施設に通っている子も何人か見てきました。我慢して、教室に行くことが必ずしもよいことだとは思いません。自分の学習が進められる環境があるならば、それを選択すべきだと思います。ただ、同じ人間関係でも、困ったことに、先生との相性が悪いというパターンがあります。特に、集団生活が苦手で、うまくコントロールできない子が、集団生活の規律を乱すという理由で、先生からしつこく指導されてしまい、教室にいられなくなってしまうのです。確かに、以前は、そういう指導もあったと思います。自分自身も担任だった時には、ちゃんとみんなと同じようにやりなさいと言っていた時期もあります。もともと、学級担任制は、担任にすべてが委ねられていましたから、そういう指導をしてでも、教室の秩序を保つことが求められていたのだと思います。先生が威圧的であったり、特定の児童を非難するような指導が今でも残念ながら残ってしまっていて、そのことが不登校の原因になっていることもあります。また、細かいところまで気が付いてしまうために、注意する回数が多い先生の場合にも、不登校の児童が出る場合もあります。よく教室に行けない子どもに話を聞くと、他の子のことを大きな声で怒っているのが怖くて行けないという言っています。
無理をしても学校に行くようにという指導は、さすがに見られなくなっていると思います。しかし、ASDの傾向がある子どもにとっては、それでよいかもしれませんが、先生が自分の指導法を改善すれば修正できることも多いと思います。学校としては、考えることがいっぱいでなかなか手が回らないかもしれませんが、改善することが必要なことを改善した方がいいですよね。
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