2026年1月2日金曜日

元教員ですが、逆上がりできなくちゃだめですか

 


 小学校というと、かけ算九九と逆上がりってイメージもたれていませんか。

 逆上がりって、意外とできないんですよね。できない原因は逆さ感覚が経験的に少ないからだとか、体を引き付ける力がついてないからだとか言われます。踏切の位置が間違っているなども原因なんでしょうね。でも、逆上がりってできなくちゃダメなんでしょうか。手にまめができるほど練習する必要があるんでしょうか。そもそも、器械運動を小学校で学習することに意味があるのか分かりません。確かに、教える方としては、器械運動って、教えやすいんです。定型的な指導法で、ある程度成果が出ますし、子ども達も学習目標を明確にしやすいので、器械運動の学習が好きという子どもも多いと思います。

 それにしても、なぜ器械運動を小学生にやらせるのかが分かりません。昨日も書きましたが、基本的に体育の目標は、体を動かすことの楽しさを経験したり、スポーツの楽しさを知り、生涯体育に結べつけることにあると思うんです。それだけではないんです。水泳もそうですが、器械運動もリスクが高すぎると思います。骨折やねん挫などの怪我が多いのは器械運動の学習の時だと思います。それから、補助も今は難しい気がします。ちょっと殻を支えてあげるだけでできるようになる場面も、今は、手を出すことが躊躇われるのではないでしょうか。子どもの体に触れないのは今としては、当然のことでしょうし、先生の保身としても必要なのかもしれません。

 ボール系の運動は、比較的生涯体育につながっていくものだと思いますし、チームやルールということも、体育の学習にとってはよいのだと思います。

 ダンスも今の流行ですから、子ども達は好きだと思います。ただ、ダンスを教えることができる先生は少ないでしょうね。

 でも、何をやることが、生涯にわたっての健康につながるかという視点と、学校はリスク回避したいという視点を文科省にも持ってもらいたいと思います。

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